マウスピース矯正の値段と安くする3つの方法!前歯だけの場合や子どもの矯正費用・相場を徹底解説
歯列矯正といえば、これまでは金属のワイヤー矯正を行うのが一般的でした。近年人気なのは、矯正の装具が目立ちにくいマウスピース矯正です。
この記事では、人気のマウスピース矯正の治療の費用や、それぞれのブランド別の矯正費用の相場を紹介します。
マウスピース矯正で前歯だけの部分矯正はできるのか、子どもの矯正費用はどうなるかについても紹介していきます。
マウスピース矯正に関心のある人や、マウスピースのブランド選びに悩み中の人は、ぜひ参考にしてください。
マウスピース矯正の値段・相場
マウスピース矯正の場合の費用は、システムによって違いますが、主にマウスピース(矯正装具)の値段と取り換え回数で決まります。また、以下の場合でも異なります。
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部分矯正の場合
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全体矯正の場合
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子ども・小児矯正の場合
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矯正以外にかかる費用
それぞれの場合の費用と矯正以外にもかかる費用について見ていきましょう。
部分矯正の場合
部分矯正は、前歯の歯並び、上だけまたは下だけを対象にした矯正で、費用は約10万円〜40万円かかります。歯並びの悪さの違いや矯正歯科やマウスピースのブランドによって細かい値段は異なります。
部分矯正は、矯正する範囲が限定された矯正方法です。低価格かつ短時間で治療できる点が大きなメリットです。全体矯正と比べて、費用はおおよそ半額くらい、期間は数ヵ月で治療完了するケースもあります。
ただし、噛み合わせに問題があったり、歯を大きく動かす必要があったりする症例は治療できないことがあります。
全体矯正の場合
マウスピース矯正の全体矯正の費用相場は、60万円〜100万円です。
噛み合わせの治療のほか、抜歯を伴う重度の歯並びの乱れを治療するときは全体矯正が行われます。
約10日ごとに少しずつ形の違う新しいマウスピースを装着するのがマウスピース矯正矯正です。最後のマウスピースが理想的な歯並びの形で、マウスピース交換枚数の目安としては30〜40枚程度です。
子ども・小児矯正の場合
子どもの場合の費用相場は50万円〜80万円で、年齢や開始した時期ごとに、矯正にかかる総費用や料金が異なってきます。
永久歯が生えそろう前からマウスピース矯正を始めた際には、乳歯と永久歯の両方があった時期の料金が差し引かれる場合もあるので注意が必要です。
永久歯が生えそろった中学生や高校生は、マウスピース矯正の値段が大人と同程度になるケースもあります。カウンセリングのときに、詳細を聞いておくようにしましょう。
矯正以外にかかる費用
マウスピース矯正は矯正装具以外にも費用がかかります。
治療前のカウンセリング・矯正前の診断、マウスピースの製作・矯正中、矯正完了後・保定期間、それぞれの場合に発生します。
費用が発生するタイミング |
発生する費用のめやす |
治療前・カウンセリング※1 |
0円〜5,000円ほど 初回相談が無料のクリニックもある |
矯正前の診断※2 治療計画を立案するための精密検査 |
3万円〜6万円程度 レントゲン撮影・CT撮影・検査など |
虫歯や歯周病の治療費 精密検査によって虫歯や歯周病などが判明した場合は、先に虫歯や歯周病の治療が必要 |
2,000円〜30,000円 矯正治療の費用とは別にかかる虫歯や歯周病の治療費 |
マウスピースの製作・矯正中 「治療費」 |
10万円〜100万円 使用するマウスピースのブランドのシステムや枚数によって値段が異なる |
矯正中の通院ごとにかかる費用 医師が経過観察・矯正装置の調整を行う |
3,000円〜5,000円ほど
経過観察・矯正装置の調整を行う |
矯正完了後・保定期間 数ヵ月から1年程度の経過観察 |
6万円程度 保定のための専用器具「リテーナー」にかかる費用は3万円〜6万円 |
保定期間の通院ごとにかかる費用 |
3,000円~4,000円程度 |
※1 治療前にはカウンセリングを行い、自分の歯並びの悩みや、矯正に関する疑問や不安について医師と相談します。費用は、0円〜5,000円ほどです。初回相談が無料のクリニックもあるので、気になる医院・ブランドがあれば、問い合わせてみましょう。
※2 矯正前の診断として、治療計画を立案するための精密検査を行います。仕上がりのイメージをしっかりと確認し、疑問・不安があれば医師に投げかけ、必ず納得してから治療に入るようにしましょう。
マウスピース矯正の種類と費用
マウスピース矯正でかかる費用は、矯正装具(マウスピース)と治療費のほかに、精密検査の費用や保定のための器具、通院費用までを考慮しなければなりません。
マウスピース矯正費用を大きく左右するのが、マウスピースのブランドのプランやシステムです。マウスピースの値段、必要な交換枚数が変わってきます。各ブランドの主なプランと料金を紹介します。
ブランド |
主なプラン(システム) 料金 |
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インビザラインファースト 45万円〜80万円 インビザラインコンプリヘンシブ 全顎(奥歯を含む全体)80万〜100万円 インビザラインモデレート 70万〜90万円 インビザラインライト 45万〜65万円 インビザライン エクスプレス 20万〜40万円 インビザライン Go 35万〜50万円 |
18.7万円〜84.7万円程度 クリニックによっては、サブスクリプションで提供 その場合発生する費用は、50万円〜80万円ほど。 デンタルローンによる分割払い・クレジットカード払いなどの支払い方法が用意されている場合もあり |
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お試し22,000円から始められる矯正治療 治療1回ごとに44,000円(税込) 5回コース198,000円 10回コース330,000円 15回コース462,000円 都度払い(44,000円)よりコースプランの方が費用が安くなる |
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33万円〜88万円程度 トータルフィー制 上顎、下顎いずれかであれば28〜40万円 上下両顎行う場合は47〜70万 マウスピースの発注ごとに費用がかかる場合は1回につき約3万円 マウスピースの作成回数や治療期間によって金額が決まる |
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DENマウスピース |
33万円〜121万円程度 治療費 基本料金10万円 模型製作費と調整費 片顎1回1万円 |
アクアシステム |
33万円〜66万円程度 |
40.7万円〜66万円程度 |
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33万円〜66万円程度 |
歯科医院ごとに取り扱っているブランドとプランは異なります。
各ブランドについてくわしくは、ブランド名のリンクから公式サイトでご確認ください。
インビザライン
シェアナンバーワンのマウスピース矯正ブランドです。扱える症例が幅広く、奥歯まで動かせるプランもあるため、噛み合わせなどを考慮した根本的な歯並び改善がめざせます。
子ども向けのプランから、成人向けのプラン、前歯を中心とした部分矯正のプランがあり、ラインナップは以下の3種があります。
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インビザラインファースト
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インビザライン
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インビザラインGo(iGo)・部分矯正
インビザラインの各プランの概要は以下のとおりです。
「インビザラインファースト」は、乳歯と永久歯が混在し、成長過程にある小学校低学年から使用できるインビザラインのシステムです。インビザラインファーストは乳歯が生えている状態で顎を広げながら、同時に歯列を整えることが可能になった画期的なシステムです。
成人向けの「インビザライン」は症例ごとに4つの製品・矯正プランがあります。
医師の治療計画や口腔内の状態により、使用するプランが変わります。
製品名・矯正プラン |
適用症例 |
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インビザライン |
重度 |
あらゆる歯並びの悩みに対応できるプラン |
インビザライン |
中度 |
大きく咬み合わせを変えない中度の症状に対応できるプラン |
インビザライン |
軽度 |
軽度の噛み合わせの悩みや、少しガタガタしている歯並びに対応できるプラン |
インビザライン |
ごく軽度 |
ちょっと気になる歯並びのずれに対応できるプラン |
「インビザラインGo(iGo)」は、奥歯を除く計20本を対象とした部分矯正用のプランです。前歯の歯並びの悩みを、手軽に短期間で矯正したい人向けのプランです。
関連記事:インビザラインとは?おすすめできる人の特徴と治療できない症例も紹介
クリアコレクト
インプラントシェアNo.1のストローマングループのマウスピース型矯正で、重度の歯並びの乱れに悩む人にも対応できる矯正プランがあります。インビザラインに比べリーズナブルです。
クリアコレクトには、6つの矯正プランがあります。
提供プランはクリニックごとに異なります。
矯正プラン名 |
適用症例 |
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クリアコレクト FLEX |
矯正治療の後戻りや部分矯正などの短期治療に対応できるプラン |
クリアコレクト MINI |
軽度の症例で使用するマウスピースの枚数は12枚、治療期間は6ヵ月以内 |
クリアコレクト ONE |
軽度の症例で使用するマウスピースの枚数は24枚で、治療期間は1年以内 |
クリアコレクト TWO |
軽度から中等度の症例で使用するマウスピースの枚数は48枚で、治療期間は2年以内 |
クリアコレクト THREE |
中等度〜重度の症例で使用するマウスピースの枚数は72枚で、治療期間は3年以内 |
クリアコレクト UNLIMITED |
重度の症例でマウスピースの枚数無制限、 5年間修復可能なプランで ワイヤー矯正とのコンビネーションも可能 |
キレイライン矯正
リーズナブルに自分が納得する歯並びを目指したい方におすすめのブランドです。前歯上下12本を中心とした奥歯を大きく動かさない治療に対応しています。歯に負担がかかりにくいので痛みを感じにくい特徴があります。ホワイトニングと矯正治療を同時に行うことができるので、より見栄えのいい歯並びを希望している人におすすめです。
アソアライナー
アソアライナーは矯正専門の歯科技工所アソインターナショナルジャパンが提供するマウスピース矯正です。
全顎矯正には対応しておらず、前歯のみの歯並びを整える場合や「後戻り」に対してなど軽い症例に特化した矯正になります。
ソフト・ミディアム・ハードの3種類のマウスピースを約10日ごとに使用して徐々に歯を動かす矯正方法が特徴的です。アソアライナーは一定期間ごとに型取りをしてその都度新しいマウスピースを作成するので、矯正期間中でも虫歯治療を優先して行えます。
DENマウスピース
専用の3D治療計画システムにより治療経過も分かりやすく、子供から大人まで治療が可能です。
DENマウスピースは診療毎に型取りを行い、新しいマウスピースに変えていくことで歯並びの治療ができます。一般的なマウスピース矯正と比較して推奨装着時間が短く、推奨装着時間が8〜10時間のため、睡眠中のみの装着でよい場合もあります。
アクアシステム
日本人によって開発されたマウスピース矯正システムです。アクアシステムで使用する矯正用マウスピースは「アクアフレーム」と呼ばれます。
4〜6週間ごとに歯型採取してマウスピースを作成します。1〜6本の前歯の軽度な不正咬合に対応する、部分矯正に特化した矯正方法のため、短期間・リーズナブルな矯正が可能です。
アクアフレームには4種類あり、時間や期間に応じて使い分けるのが特徴です。
ソフトタイプ |
初回の1~2週間は慣れるためにやわらかい素材のマウスピースを使用 |
ミディアムタイプ |
日中は薄くて硬い目立ちにくいマウスピースを装着 |
2層構造 |
夜間は内側がやわらかく、外側は硬い2層構造のマウスピースを装着 |
ハードタイプ |
型取りをしてから新しいマウスピースが完成するまで使用 |
トランスクリア
前歯を中心とする上下の歯を対象としたマウスピース矯正です。日本企業が取り扱っています。
厚みの異なる2つのマウスピースを使用して歯を動かしていきます。日本の歯科技工士の資格を持つスタッフが製作する一人ひとりの歯に合わせて作製するマウスピースを使うのが特徴です。
オペラグラス
厚みの違う3枚のマウスピースを1週間ずつ使用しながら、1ヵ月をワンクールとして治療を行います。
3DでCTのような断層画像によるシュミレーションと、その都度歯型取りを行なって装置を製作する正確さを合わせ持った、新しいマウスピース矯正システムです。
オペラグラスのマウスピースは、歯肉に当たる部分が小さく、より違和感のない装着感が特徴です。
以下の2種類のプランがあります。
operaglassDX |
フランス製の最新ソフトウェアを使用して、3ヵ月ごとの装置も製作できるマウスピース矯正オペラグラスシステム。 |
operaglass3d |
月に一度程度の交換で使いやすいマウスピース矯正装置 オペラグラス。 移動量が多く、動き出しも早いタイプの装置です。 |
マウスピース矯正の値段の違い
採用するマウスピースのブランドやシステムのほかにも、大きく費用の違いがでてくるケースがあります。以下の2つのケースについて説明します。
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年齢による違い
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保険適用の範囲かどうか
年齢による違い
年齢や開始した時期によって、矯正にかかる総費用や料金体系が異なります。
子どものマウスピース矯正の費用相場は50万〜80万円程度です。子どもの矯正治療となるのは、永久歯が生えそろう時期が境目になります。
永久歯が生えそろう前からマウスピース矯正を始めたときは、乳歯と永久歯の両方があった時期の料金が差し引かれる場合があります。
中学生や高校生でも永久歯が生えそろった時期のマウスピース矯正の費用は大人と同等になる可能性が高いです。
保険適用の範囲かどうか
マウスピース矯正を含む歯列矯正は、原則保険適用外の治療で高額になりがちです。ただし、保険適用になる症例に該当すれば、費用を抑えられる場合があります。
保険適用になるのか、自費診療になるのかそれぞれのケースを見ていきましょう。
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保険適用となるケース
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自費診療となるケース
公益社団法人日本矯正歯科学会によると、歯列矯正であっても保険適用となるケースは下記に当てはまる場合です。
生まれつきの疾患などにより、咬合(噛み合わせ)が悪くなっていて、指定の疾患に起因している場合は、歯列矯正でも保険診療の対象となります。指定の疾患は「別に厚生労働大臣が定める疾患」です。
生えてくるはずの永久歯が生えてこない「永久歯萌出不全」の場合も保険適用になります。
永久歯が作られていない先天性のケースと、歯茎の中に埋伏歯として埋まっているケースがあり、後者の場合は「埋伏歯開窓術」という手術で歯茎を切開し、歯を引き出す必要があるためです。この手術を含む矯正治療を行う場合、保険診療の対象となります。
顎変形症による咬合異常の場合も保険適用となります。「顎変形症」とは、顎の骨格が上下で大きくずれていることが原因で、噛み合わせの不具合を起こす病気です。顎変形症に起因する手術を伴う矯正を行う場合は保険診療の対象となります。
出典 日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは
*指定の疾患の詳細は出典のリンク先をご確認ください。
出典 日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは
歯列矯正はマウスピース矯正も含めて基本的に自費診療になります。
保険が適用されるのは病気や怪我などの治療に限られており、歯列矯正のように審美的な目的でおこなう治療は保険適用外です。
また薬事法上も矯正用マウスピースは医療機器に該当しません。
以上の理由からも、マウスピース矯正の治療は原則保険は適用されません。
マウスピース矯正の料金体系と支払い方法
保険適用されないため高額になりがちなマウスピース矯正費用ですが、料金体系や支払いの方法の選択よって費用を抑えられる場合があります。それぞれの選択肢を見ていきましょう。
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マウスピース矯正の料金体系
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マウスピース矯正の支払い方法
クリニックによって料金体系や支払い方法は異なります。
どのような選択肢があるか把握しておき、クリニックに出向いたときに希望の支払い方法が選べるか確認しましょう。
マウスピース矯正の料金体系
歯列矯正では、治療完了までの料金をまとめて払う総額制(定額制・トータルフィー制)と、通院するごとにマウスピースの代金や通院・調整料を支払う処置別支払い制の2種類の料金体系があります。
総額制(定額制・トータルフィー制)は、初回診察料を除いた治療開始から完了までの全ての費用を治療開始前に全額支払う料金体系です。矯正治療費には、矯正期間の矯正装具(マウスピース)料金、毎月の通院時のマウスピースの調節費と処置費用、保定期間の保定装置料、保定管理料が含まれます。事前に治療完了までの費用を全額支払うので、予想より治療が長引いて、治療回数が増えても、追加のマウスピースの費用や通院時の調節費などはかかりません。
処置別支払い制は、矯正装具(マウスピース)代や、保定装置料金などの費用を通院や治療回数ごとに支払う料金体系です。その都度支払うため、1回で高額な費用を支払う必要はありませんが、予定よりも治療が長引く場合は、その分のマウスピース代や通院時の調節費が増える可能性があります。
マウスピース矯正の支払い方法
マウスピース矯正の費用は、総額制と処置別支払い制のいずれの料金体系であっても支払い額が高額となるケースがあります。クリニックによっては、現金一括払いだけでなく複数の支払い方法から選べます。主な費用の支払い方法は以下のとおりです。
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現金・クレジットカードによる一括払い
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デンタルローンを利用した分割払い
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クレジットカードを利用した分割払い
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院内ローンを利用した分割払い
クレジットカードやローンでの支払いが可能な場合、通院のときに高額な現金を持ち歩く必要がないことも利点です。ただし、取り扱っているクレジットカードの種類や、デンタルローン・院内ローンの内容はクリニックにより異なります。
マウスピース矯正の値段を安くする方法
マウスピース矯正の費用は決して安くありません。しかし、経済的な負担を減らす方法はいくつかあります。おもな方法を紹介します。
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医療費控除を利用する
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一括払いで手数料を抑える
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モニター制度を利用して安くする
利用できる方法を使って、マウスピース矯正の治療を進めましょう。
医療費控除を利用する
噛み合わせなど機能的な改善が治療の目的の場合は、医療費控除の対象になります。年間10万円以上の医療費を支払ったとき、確定申告をすると納めた税金の一部が還付されます。
一括払いで手数料を抑える
一括払いは、金利や手数料がかからないので、全体のコストを抑えられます。
金利や手数料のかからない分割回数やローンのときは、一括払いと同様に支払いの総額を抑えられます。
なお、医療費控除はローンや分割払いでも対象になりますが、金利及び手数料相当分は医療費控除の対象になりません。
モニター制度を利用して安くする
クリニックによっては広告宣伝や学会や研究のために、モニターを募集することがあります。マウスピース矯正のモニターに採用されると、通常価格より安く矯正治療が受けられます。モニター制度の条件を確認し、自分に合ったモニター募集であることを確認できれば、利用を検討してもよいでしょう。
しかし、注意すべきモニター制度もあります。過去には、モニターになると矯正費用が無料となることをうたった歯列矯正の詐欺商法事件がありました。特典の規模や金額が大きく、実現の可能性が低いと思われるモニターを利用する場合は注意が必要です。
マウスピース矯正以外の矯正方法と比較
マウスピース矯正の費用はブランドやプランによって異なりますが、マウスピース矯正以外の矯正方法との費用の違いも大きいです。マウスピース矯正以外には、ワイヤー矯正の表側矯正や裏側矯正(舌側矯正)、ハーフリンガル矯正があります。それぞれのポイントを比較して確認してみましょう。
治療方法 |
マウスピース型矯正 |
ワイヤー矯正 |
裏側矯正 (舌側矯正) |
ハーフリンガル矯正 |
費用 |
全体:60万円〜100万円 部分:10万円〜40万円 |
全体:60万円〜130万円 部分:30万円〜60万円 |
全体:100万円〜170万円 部分:40万円〜70万円 |
全体:80万円〜150万円 部分:35万円〜65万円 |
対象範囲 |
全体矯正 上下顎の歯列全体 (対応できない症状もあり) |
全体矯正 部分矯正 前歯部分だけ (上顎か下顎の前歯 6 本) どちらも対応可能 |
全体矯正 上下顎の歯列全体 (かみ合わせの改善に適している) |
全体矯正 部分矯正 |
治療期間 |
全体:1〜3年 部分:2ヵ月~1年程度 |
全体:1〜3年 部分:2ヵ月~1年程度 |
全体:2〜3年 部分:5ヵ月~1年程度 |
全体:2〜3年 部分:5ヵ月~1年程度 |
通院頻度 |
1〜3ヵ月に1回 |
1ヵ月に1回 |
1ヵ月に1回 |
1~3ヵ月に1回 |
見た目 |
目立ちにくい |
目立つ |
目立ちにくい |
目立ちにくい |
衛生面 |
外して食事・歯磨きできる |
つけっぱなしで食べかすがたまりやすい |
装置を目視して歯磨きしにくい |
食べかすがつまりやすく、歯磨きがしにくい |
痛み |
少ない |
ある |
鈍い痛みがある |
痛みや違和感が少ない |
虫歯や歯周病のリスク |
低い |
高い |
低い |
低い |
まとめ
ここまでマウスピース矯正費用について、値段の相場やマウスピースの種類について紹介してきました。マウスピース矯正は、ブランドやプランによる違いのほか、矯正を始める年齢や保険適用かどうかという点でも費用が異なります。矯正費用は決して安くはありませんが、金利や手数料が発生しない支払いを選ぶとトータルの費用を抑えられるでしょう。
費用が不安で矯正治療が始められない方も、まずはカウンセリングに出向き、費用を含めて医師に相談してみることが大切です。利用できる制度をうまく使って、自分にとってベストな矯正治療をすすめていくようにしましょう。
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矯正治療ではデンタルローンや分割払いも可能です。無理のない支払いをしながら、早くきれいな歯並びを手に入れられます。
今のうちからきれいになりたい、美容や見た目に気をつけていたい、接客業をしていて歯の色が気になる方は、ホワイトニングをしながらマウスピース矯正を始めることもできます。
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