30歳からの歯列矯正が後悔する理由7選!やらなきゃよかったを施術面と効果面で予防

「30代からの歯列矯正は後悔する?」「歯列矯正のリスクは?」

歯列矯正に年齢は関係ありません。隙間歯や出っ歯、歯並びが悪い状態を放置するほうが歯周病リスクを高めます。

中には「早めに治療を行わなかったことに後悔している」という声もあります。歯列矯正は平均2年前後の治療が必要です。気になり始めたタイミング、または指摘されたタイミングで行うのが良いでしょう。

この記事では30代で歯列矯正が気になっている方が感じた後悔の理由や、歯列矯正で得られるメリットを解説します。歯列矯正をせずに30代まで来た方でも諦める必要はありません。歯並びの悩みから解放されて、全力で笑顔になれる日常を送りましょう。

 

【施術面】30歳からの歯列矯正が後悔する理由3選

30歳からの歯列矯正を後悔する理由は、若い頃に早めに行わなかったことによる時間的制約や、歯が柔軟に動きやすい10~20代に行わなかったこと、さらに治療前に虫歯や歯周病の治療が必要であったことが挙げられます。

特に、社会的な影響や美意識が高まる30代になる前に歯列矯正を終えておけばよかったという声が多くあります。

もっと早くやっとけばよかったと後悔

歯列矯正を「早くやっておけば良かった」と思う理由として以下の2つがあげられます。

  • 矯正期間が約2年前後

  • 矯正終了後の満足感

歯列矯正の期間は約2年前後です。治療中は継続的にクリニックに通う必要があり、通院の時間を定期的に確保しなければなりません。30歳になり仕事や家庭の事情で時間が取れなくなるため、早めに歯列矯正しておけば良かったと思うようです。

また若い時期に歯列矯正を完了させておけば、就職活動や恋愛の時期に歯並びの悩みから開放されます。歯列矯正後の意識調査では1,008人中、約55%が「モテ度が上がった」と評価している回答でした。

歯列矯正を社会的にも清潔感が必要な30代までに完了させておけば良かったと後悔する方もいるようです。

歯が動きやすい10代20代にやればよかったと後悔

あごの成長期に併せて歯列矯正をおこなえば、歯並びが悪くても抜歯なしで治療ができるかもしれません。

特に10代は出っ歯や不正咬合など骨格に問題が生じている場合でも、あごの発育を利用して治療が可能です。

また虫歯や歯周病が少ない20代のうちに歯列矯正すれば早く歯並びが整います。一方、30歳以降は年齢を重ねるほど虫歯や歯周病の治療跡によって、矯正の選択肢に制限ができるのです。歯列矯正は後悔しないように早めに検討しましょう。

矯正前の治療にお金がかかったと後悔

歯列矯正は基本的に虫歯や歯周病の状態ではおこなえません。

口腔内にトラブルがある方は、まず虫歯や歯周の治療が優先されます。場合によっては治療に1年以上かかることもあり、歯列矯正と合わせると高額かつ長期間の通院が必要です。

20歳以上の医療に関する実態と意識調査では、医療機関受診の理由は歯の病気が41.0%を占めていました。また、治療されている歯は10代から30代の間に倍以上増える傾向があります。虫歯や歯周病は予防を含め初期の段階で早めに治療しておくことで、後悔を減らせます。

【効果面】30歳からの歯列矯正が後悔する理由4選

歯列矯正により、笑顔が増え自信を持てるというアンケート結果があります。また、歯並びの改善は虫歯や歯周病のリスクを低減し、肩こりや頭痛の緩和にも効果的です。さらに、良好な歯並びは睡眠の質向上にも寄与し、いびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクを減少させます。

全力で歯を見せて笑うことができる

列矯正をおこなえば、歯並びが整うため笑顔に自信をもてます。

歯列矯正後の1,008人におこなったアンケートでは48.8%が「笑顔が増える」22.2%が「周囲から笑顔が褒められる」という結果がありました。

虫歯や歯周病になりにくい

歯並びが悪いまま放置していると、みがき残しのため虫歯や歯周病になるリスクがあります。

みがき残しを継続し年齢を重ねると、抜歯しなければならない事態になることがあるので注意しましょう。

10代20代より喪失歯の本数が増えるのが30代以降です。歯並びが悪い方は早めに歯列矯正を終了させておくことで、将来の健康な歯を守れます。

肩こりや頭痛の緩和が期待できる

歯並びが悪いことで、かみ合わせや歯ぎしりにより肩こりが起きることがあります。

かみ合わせが悪いとあごに負担がかかり、あご周りの筋肉が硬くなることで血流が悪くなり肩こりが起きるのです。

歯並びが悪く肩こりがある方は、自分の歯が以下の状態ではないか確認してみましょう。

  • 歯が左右非対称で中心がずれている

  • 口を閉じる時に頬を噛んでしまう

  • 歯を噛み合わせた時に奥歯はついているのに前歯に隙間がある

以上の方は歯並びに問題があり、肩の筋肉に影響を及ぼしている可能性があります。将来ずっと肩こりに悩まされて後悔する前に、専門医でカウンセリングを受けてみましょう。

睡眠の質が上がる

睡眠と歯並びには深い関係があります。歯並びが悪いことによって起きる睡眠の弊害は以下の通りです。

  • いびき

  • 睡眠時無呼吸症候群

  • 歯ぎしり

以上の状態になれば深い睡眠は取りづらく、無自覚の睡眠不足によって記憶力の低下や体のだるさを招きます。

上記の症状は自分では気づきにくいので、身内や友人などに睡眠時の状態を聞いてみましょう。該当する症状がある場合、歯並びによって起きている可能性があるので、早めに専門医に相談することで改善されます。

30代で始める歯列矯正はもう遅いと後悔?

歯列矯正は早めに行うほうが良いとされていますが、30代でも遅くありません。理由は、今があなたにとって1番若いからです。

年齢をさかのぼることはできませんが今の健康な歯が多いうちにケアすることで、未来の歯が守られます。

歯並びを整え喪失歯がない健康な歯を守ることで、顔や骨格の歪みを予防して素敵な笑顔をキープしましょう。

大人の歯列矯正で本当にやめたほうが良い方は?

大人の歯列矯正は、歯根吸収や歯茎の退縮リスクが高いので慎重に検討する必要があります。歯根吸収は歯のぐらつきを招き、将来的に歯周病の進行を促進する可能性があります。

また、歯肉退縮は治療中に進行することがあり、治療方針を見直す必要があります。顔のバランスや骨格を考慮せずに治療すると老け顔になるリスクもあるため、専門医のカウンセリングで詳細に確認しましょう。

矯正による歯根吸収で歯がぐらぐらする可能性のある方

矯正している最中に歯根吸収が見られた場合、矯正をストップしたり中止したりすることがあります。歯根吸収とは、歯茎に埋まっている歯の根っこ(歯根)が短くなり歯のぐらつきを招くことです。

歯根吸収は少なからず起きてしまう現象ですが、将来歯周病が悪化した際に影響を及ぼします。場合によっては抜歯することになるので注意が必要です。

しかし、歯根吸収は先天性もありますが人為的な治療で起きる場合もあり、自分では防げません。後悔しないためにクリニックのカウンセリング時は、歯根吸収に関してどのようにチェックするのかしっかり聞いておきましょう。

矯正で歯茎が下がってしまう可能性のある方

大人の歯列矯正には歯肉退縮という歯茎が下がるリスクがあります。

歯肉短縮の原因は主に以下の通りです。

  • 日本人特有の生まれつき歯肉、骨が薄いことが原因で歯の可動域が少ない

  • 虫歯や治療により歯を支える骨が薄くなっている

  • 口腔内の不衛生による歯周病

  • ブラッシングの力が強い

歯列矯正の最中に症状が悪化する恐れがあるので、歯茎下がりが見られる場合は進行を止める治療が優先されます。

矯正で老け顔(ほうれい線など)になるリスクのある方

歯列矯正でほうれい線ができるといったエビデンスはありません。

しかし、中にはほうれい線が目立ってきたと感じる方がいるのも事実です。

歯列矯正でほうれい線が目立つ理由として以下が考えられます。

  • あごの形を考慮せず治療した

  • 口元のバランスを考慮せず治療した

歯列矯正前には骨格を確認する精密検査を行い、顔のバランスを考えた上で治療する必要があります。歯を並べるだけの歯列矯正を行うだけでは老け顔になるリスクがあるので注意しましょう。

30代でも歯列矯正をしたほうが良い方は?

30代でも以下のような方は歯列矯正をおすすめします。

  • 不正咬合によりかみ合わせが悪い

  • 歯並びにコンプレックスがあり、笑えない

  • 肩こりや虫歯、歯周病が起きている

  • 歯並びが悪く細部までブラッシングができない

不正咬合はあごの骨格から筋肉にまで影響を与えるため早期治療したほうが良い症状です。また、コンプレックスになるほど歯並びが気になる方は精神面に影響を及ぼします。

歯列矯正には時間がかかり、歯並びが悪い状態を放置すればするほど歯周病リスクも高まるので、早めに専門医へ相談しましょう。

後悔?30代の歯列矯正に関するよくある質問

30代の歯列矯正は遅くありません。歯列矯正をせず後悔するより、まず専門医に相談することが大切です。

  • 30代の出っ歯でも歯列矯正できますか?

  • 30代の歯列矯正は10代20代より費用は高い?

  • 大人の歯列矯正は何年かかる?

  • 大人は矯正を早くしたほうが良いですか?

  • 矯正は何歳頃が良いですか?

  • 30代で歯列矯正は恥ずかしい?遅くて後悔する?

  • 歯列矯正は何歳までできる?

では、30代の歯列矯正のよくある質問に関して解決策を解説します。

30代の出っ歯でも歯列矯正できますか?

30代での出っ歯を治療するのに歯列矯正は有効といえます。出っ歯の歯列矯正時には、併せて舌で前歯を押さない、歯に負担をかけないなど癖に関して注意が必要です。

30代の歯列矯正は10代20代より費用は高い?

歯列矯正の金額は年齢で変わることはありません。しかし、10代で治療していれば外科手術がいらなかった事例なのに30代で治療を始めたため、手術代がプラスされることがあります。

大人の歯列矯正は何年かかる?

大人の歯列矯正は10代とは違い骨格や歯が動きにくいので、治療期間は約2年前後です。また、虫歯や歯周病の治療も行うなら約3年程度かかることもあります。

関連記事:歯の矯正期間は何年くらいかかる?早く終わる人の特徴や延びるリスクを紹介

大人は矯正を早くしたほうが良いですか?

年齢を重ねる度に健康な歯や歯茎、骨の機能は低下していきます。また、歯並びは口腔内以外に睡眠や肩こりまで影響を及ぼすので、早めに治療するのが良いでしょう。

矯正は何歳頃が良いですか?

永久歯の歯列矯正の場合12歳が最適な治療時期ですが、何歳までが良いという明確な決まりはありません。しかし10代のあごの生育期に矯正をおこなえば、抜歯せずに治療できる可能性は高まります。

30代で歯列矯正は恥ずかしい?遅くて後悔する?

30代で歯列矯正をするのは恥ずかしいことではありません。むしろ後に回すほど健康な状態での治療ができない可能性が高まります。周りからの目線が気になる方は、目立ちにくい裏側ワイヤー矯正やマウスピース矯正がおすすめです。

歯列矯正は何歳までできる?

歯列矯正に年齢制限はありません。ただし、あまりにも歯がなくなってしまった後だと歯列矯正ではなく、差し歯やいればの治療が必要になります。今ある健康な歯を守れるよう、定期健診は必ずいきましょう。

【やらないと後悔】30代でも歯列矯正はできる!

30代で歯列矯正を検討するなら、残りの人生の中で1番若い今がおすすめです。歯列矯正は健康的な歯に行う治療で、矯正だけでも約2年かかります。また、虫歯などあるとさらに治療期間が伸びるので後悔しないよう早めに検討しましょう。

歯並びが良くなれば未来の歯を守れ、周りにも好印象を与えられます。30代で歯並びが気になる方は「歯の総合予約サイト〜BEAUTEETH」で気になるクリニックを見つけてみましょう!