【マウスピース】歯ぎしり・食いしばり・歯列矯正！マウスピースの効果4選

「マウスピース矯正って一日何時間つけるんだろう？」

「マウスピース矯正をつけて寝るとどうなるの？」

マウスピース矯正を使うことで、歯ぎしりや食いしばりのクッションの役割を果たし、歯や顎にかかる過剰な力を分散させる効果が期待できます。

他にも、歯肉や歯根にも負担がかかりにくくなり、長期的な歯の健康を維持できるでしょう。歯列矯正においても、マウスピース矯正は目立たずに快適に歯の位置を調整することができます。

この記事では、マウスピース矯正の種類や、市販のものと歯科医院で作ったマウスピース矯正のメリット・デメリットを解説します。

専門家に相談し、マウスピース矯正にはどのような効果があるかを知るひとつのヒントとして、この記事を参考にしてください。

【目的別】マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正には、歯ぎしりや歯列矯正に特化したタイプがあります。

歯ぎしり予防用は、柔らかいプラスチックやシリコンで歯を保護し、顎関節や頭痛の緩和にも効果的です。

一方、歯列矯正用のマウスピース矯正は透明で取り外し可能なプラスチック製で、食事や歯磨き時に便利です。治療は数週ごとに新しいマウスピース矯正に交換し、歯を徐々に理想の位置に誘導します。

歯ぎしり、食いしばり予防のマウスピース矯正

歯ぎしりや食いしばりを予防するマウスピース矯正は、夜間に歯を保護する装置です。柔らかいプラスチックやシリコン製があり、歯の形に合わせてカスタマイズされ、歯の摩耗や損傷を防ぎます。また、顎関節や頭痛の緩和にも効果的です。

市販品もありますが、歯科医師に相談して個別に作るのが最適で、定期的なメンテナンスも必要です。

歯列矯正のためのマウスピース矯正

歯列矯正用のマウスピース矯正は、透明で取り外し可能なプラスチック製の矯正装置です。歯の形に合わせて作られ、目立たない特徴があります。食事や歯磨きの時に簡単に取り外せるため、口腔衛生が保ちやすいです。治療は数週間ごとに新しいマウスピース矯正に交換し、徐々に歯を正しい位置に動かします。

インビザライン（歯列矯正）

インビザラインによる歯列矯正は透明なプラスチック製のアライナーを使用した矯正方法です。

患者の歯型に合わせて作られ、目立たず取り外しも簡単です。食事や歯磨き時に外せるため、口腔衛生が保ちやすいメリットがあります。治療は通常、1〜2週間ごとに新しいアライナーに交換して、段階的に歯を理想の位置に移動させます。

関連記事：インビザラインとは？おすすめできる人の特徴と治療できない症例も紹介

マウスピース矯正とインビザラインの違い

マウスピース矯正では、取り外しができず長時間マウスピース矯正を装着し続ける必要があります。一方、インビザラインは取り外しが可能なマウスピース矯正で、食事や歯磨きの際に取り外しができます。食事や歯磨きの際に取り外せることから、日常の制約が少なく、衛生面でもメリットがあります。

夜間マウスピース矯正（ナイトガード）の効果4選

マウスピース矯正は歯ぎしりによる歯のすり減りや顎関節への負担を軽減し、エラ張りを防ぎます。歯ぎしりによる歯の位置のずれや歯周病のリスクも低減し、噛み合わせを保護します。

歯へのダメージ（すり減り）を軽減

歯ぎしりにより歯がすり減り、放置すると知覚過敏や噛み合わせの変化を招きます。それを防ぐためにマウスピース矯正を利用すると、歯へのダメージが軽減されます。時には、マウスピース矯正に穴が開くこともありますが、穴が開いた部分が歯に強い圧力をかけていることがわかり、調整可能です。

顎関節への負担を軽減する

無意識の歯ぎしりや食いしばりは顎に相当な負担をかけ、ひび割れや損傷を引き起こします。マウスピース矯正を使えば、歯への噛む力が分散され、特定の歯への負担を減らせます。

エラ張りの予防

歯ぎしりや食いしばりでエラの筋肉が発達し、エラが張っているように見えてしまいます。しかし、マウスピース矯正を付ければ無意識の歯ぎしりや食いしばりを軽減できます。

歯の位置を固定する

歯周病などで弱くなっている歯は、歯ぎしりが原因となり歯の位置がずれる可能性があります。マウスピース矯正を使えば、歯を固定できます。さらに噛み合わせの変化を防ぎ、歯間の隙間も広がりにくくなります。

【素材別】マウスピース矯正の種類

ハードタイプとソフトタイプのマウスピース矯正はそれぞれ異なる素材で作られています。ソフトタイプは柔らかく、軽度の歯ぎしりや食いしばりに適しており、初心者でも使いやすいです。一方、ハードタイプは耐久性が高く、重度の問題に効果的ですが、装着感が強い場合があります。どちらのタイプも、使用目的や個々の症状に応じて選ぶことが重要です。

ソフトタイプ

ソフトタイプは、柔らかい素材で作られています。主に軽度の歯ぎしりや食いしばりに効果があります。装着感もよく、初心者でも使いやすいのが特徴です。

ハードタイプ

ハードタイプは固い素材で作られています。特に、重度の歯ぎしりや食いしばりに効果があります。耐久性が高く、長期間使用できますが、装着時の違和感が強い場合があります。

ナイトガードは保険適用！

ナイトガードは保険適用です。

睡眠中に歯ぎしりや食いしばりに効果があります。保険適用になる理由は、歯ぎしりや食いしばりによる歯の摩耗、顎関節症の予防と治療のために必要だと認められているためです。

しかし、保険適用になるには条件があり、歯科医による診断と処方が必要になります。また、保険適用されるナイトガードは「ハードタイプ」であり、「ソフトタイプ」は保険適用外です。詳しくは歯科医院で確認してみましょう。

市販と歯科医院作成のマウスピース矯正の違い

市販のものと、歯科医院で作成するマウスピース矯正には次の違いがあります。歯科医院では個々の歯や顎の状態を検査し、それに合ったマウスピース矯正を作成します。そのため、力が均等にかかる適切なナイトガードを作れます。

市販で売られているものであれば、誰にでも合うように設計されていることで奥歯のみ噛む癖がつくことや、噛み合わせが変わるリスクがあります。

リスクを避けるためにも、医師に相談するのがおすすめです。

市販の夜間マウスピース矯正のメリットデメリット

市販の夜間マウスピース矯正のメリットは、手軽に入手でき、費用が低いことです。特に軽度の歯ぎしりや食いしばりに効果があり、自宅で調整可能なタイプもあります。一方、個々の歯や顎に完全に適合しないことや、耐久性の低さがデメリットです。長期使用で噛み合わせや歯の位置に変化が生じる可能性もあります。

メリット

メリットは、手軽に購入でき、歯科医院で作るよりも安いです。ネットや薬局で簡単に購入でき、特に軽度の歯ぎしりや食いしばりに効果的です。さらに、自宅で熱成形して自分の歯型に合わせるタイプもあり、フィット感を簡単に調整できます。

デメリット

デメリットは、個々の歯や顎の形に完全には適合しないため、長期使用で噛み合わせや歯の位置が変わる可能性があるというリスクがあります。耐久性も劣り、頻繁に交換しなければならないでしょう。

歯科医院で作成した夜間マウスピース矯正のメリットデメリット

歯科医院で作成した夜間マウスピース矯正のメリットは、個々の歯や顎に合わせて精密に作られ、優れたフィット感と保護効果が期待できる点です。専門家の診断に基づくため、噛み合わせの調整や長期的な健康管理も可能になります。

高品質な素材を使用し耐久性も高く、定期的なメンテナンスも受けられるため安心です。

一方で、費用が高く、作成までに時間がかかり、定期的な通院と適切な使用方法の維持が必要です。

メリット

メリットは、個々の歯や顎の形状に合わせて精密に作られているため、フィット感が抜群で効果的な保護が期待できる点です。また、専門家の診断に基づくため、噛み合わせの調整や長期的な健康管理もできます。高品質な素材を使い、耐久性も高く、定期的なメンテナンスも受けられるため安心感もあります。

デメリット

デメリットは、費用が高くなることと作成までに時間がかかることです。個々の歯型に合わせるため、精密な検査、型取りが必要で、何度も通院する必要があります。また、適切な使用方法、メンテナンスも必要で、継続的に調整する必要もあるでしょう。

実際に夜間マウスピース矯正を矯正使用している方の声

実際に夜間マウスピース矯正を使用している方の声、口コミを見ていきます。

• 悪い口コミ
• 良い口コミ

以下で詳しく解説します。

悪い口コミ

いびき対策に購入しました。 到着後、その日に使いました 少し硬めです

2日目に上の内あごが痛くなりました、

痛い箇所は上の右側なので口のバランス（いがみ）があるのかと思います

痛みが治まったら続けて使ってみようかと思います

数日使っていると上顎の痛みはおさまりました

いびきは少し静かになったようですが、まだまだうるさいと主人に言われます

引用：楽天市場の口コミ

私は歯ぎしりというか食いしばりがひどいので購入しました。もう3回目くらいの購入になります。

説明通りにはめただけでは外れたり合わなかったりしますが、こう…、はめた状態で舌を上あご？にくっつけるとぴったりはまると思います。上手く言えないですが、コツを掴むと合うし朝起きても外れることはないと思います。

果たしてこれを付けて寝ることで歯を少しでも守れているものか、、よくわからないですが歯医者大嫌いなので気休め程度に、無いよりはマシかなと思いこれからも買うつもりです。

歯ががたがただからか、すぐボロボロのヴォコヴォコチリチリになります

引用：Amazon口コミ

良い口コミ

数分の使用でも歯茎がじわーっとする感じがあって、長い時間使えば確かに軽度の矯正効果はありそうだなと思いました。ただ歯科で診てもらうようにしっかり正しい位置に動かすわけではないので、それが良いのか悪いのかは少し不安が残ります。

個人的には就寝時や日中の食いしばり対策に使用したかったので、歯の動く感じがどうも気になるなという印象です。洗ってから使用しましたが匂いもきつく長くは着けていられなかったので、少し様子を見ながら使用したいと思います。

引用：楽天市場の口コミ

マウスピース矯正というと、違和感があるイメージをもっていましたが、こちらの商品は口の中でフィットするため、えずくこともありませんでした。 元々、歯ぎしりがひどく歯に小さな亀裂が入ってきており、歯科医からもマウスピース矯正をすすめられていました。 歯科医では歯型を取って作るものだったので非常に高価。躊躇していたときにこちらを見つけました。 二個セットにつき、一個を洗浄＆乾燥させているときに便利です。 これからも使用して、歯を守りたいと思います。

引用：Amazon口コミ

マウスピース矯正に関するよくある質問

マウスピース矯正に関するよくある質問は以下の7つです。

• 夜間マウスピース矯正をスポーツでも利用できる？

• マウスピース矯正で顔は変わる？

• マウスピース矯正が食いしばりに対し逆効果になることもある？

• マウスピース矯正は何時間つけるべき？

• マウスピース矯正を2日つけなかったらどうなりますか？サボると？

• マウスピース矯正は毎回洗浄したほうがいいですか？

• マウスピース矯正は歯磨きせずにつけてもいい？

詳しく解説します。

夜間マウスピース矯正をスポーツでも利用できる？

夜間マウスピース矯正はスポーツでも利用できますが、あまりおすすめできません。スポーツするときは、スポーツ専用のマウスピース矯正を使用するほうが安全で効果的です。

マウスピース矯正で顔は変わる？

マウスピース矯正では基本的に顔は変わりません。歯並びと噛み合わせを整える矯正で、マウスピース矯正は薄いため装着しても顔が変わることはありません。

ただ、歯並びを整えることで以下のように顔つきが変わることはあります。

• エラが引っ込む

• 横顔のバランスが整う

• 口を閉じられるようになる

マウスピース矯正が食いしばりに対し逆効果になることもある？

歯科医院で作るマウスピース矯正ではなく、市販されているものやスポーツ用、矯正用の場合は、逆効果になることもあります。食いしばりが気になるのであれば、歯科医院で相談をし、診断してもらって作ってもらいましょう。

マウスピース矯正は何時間つけるべき？

マウスピース矯正を装着する理想的な時間は毎日20時間以上、22時間装着です。歯磨きや食事の際には外しますが、それ以外では付けていたほうがいいでしょう。装着時間が短くなることで正しい位置に戻した歯が元の位置に戻ることもあります。しっかり時間を守って装着しましょう。

マウスピース矯正を2日つけなかったらどうなりますか？サボると？

マウスピース矯正を2日つけなければ、歯が元の位置に戻り、マウスピース矯正が入らないこともあります。もしマウスピース矯正を1日以上つけ忘れてしまった時は作ってもらった歯科医師に相談してみましょう。

マウスピース矯正は毎回洗浄したほうがいいですか？

マウスピース矯正は、1日1回は洗浄したほうがいいです。歯磨きのタイミングで一緒に洗浄すると忘れずに洗浄できます。もし食事などの際にマウスピース矯正をよく外すときは、流水で洗うだけでもいいので汚れを落としましょう。

マウスピース矯正は歯磨きせずにつけてもいいですか？

マウスピース矯正は食事のあと、かならず歯磨きをして装着してください。もし歯磨きをしないでマウスピース矯正を装着する場合、食べかすをマウスピース矯正で閉じ込めてしまいます。食べかすが残ったままでいると、歯周病や虫歯の原因になります。

歯やあごに大きな負担をかける前に医師でマウスピース矯正を相談！

自分に合ったマウスピース矯正を選定するべきです。市販のマウスピース矯正を試す前にも歯医者・クリニックで相談しましょう。

マウスピース矯正は市販でも売っていますが、市販のものを使うと、歯や顎に大きな負担をかけてしまうこともあります。そのため、自分の歯の形に合わせて作ってもらえる歯医者でマウスピース矯正をしましょう。ぜひこの機会に「歯の総合予約サイト〜BEAUTEETH」で矯正クリニックを探してみましょう。