口ゴボとは?口ゴボになる原因と治し方を解説

「口ゴボって何?」「口ゴボの治し方を知りたい!」 

口ゴボに関して気になっている方からこのような声をよく聞きます。口ゴボとは、口元が突出している状態で、見た目や発音に影響があります。

口ゴボの原因は、主に遺伝、骨格の問題、悪い習慣、そして歯並びの問題です。治療法として歯列矯正があり、ブレースやインビザラインを使用し、歯並びや顎の位置を調整する治療法があります。

当記事では口ゴボの原因やさらに具体的な改善方法をご説明します。どのように口ゴボを治したらいいか確認して、正しい方法で口ゴボを治す参考にしてください。

 

口ゴボ(くちごぼ)とは?

{{口ゴボとは唇を閉じた状態で、横から見ると口元が前に突き出している状態を言います。}}

口元が「ゴボッ」と出ているように見えることから名称され、美しい「Eライン」とは逆の状態です。

 正面から見るとそれほど目立たないものの、鼻から下が長く見えます。主な原因は「歯並び」にあり、多くの人が悩んでいますが、矯正治療で改善が可能です。口ゴボの見分け方や原因を理解することが適切な治療の第一歩となるでしょう。

口ゴボの原因は?

口ゴボは先天的要因と後天的要因の両方が関与しています。遺伝、顎の骨格異常、歯並びの問題が先天的要因です。後天的要因としては、口呼吸や指しゃぶりの癖、口周りの筋力低下、姿勢の悪さが挙げられます。日常生活の習慣や姿勢を見直すことで予防や改善が可能です。

先天的要因

口ゴボの原因には、先天的要因が大きくかかわっています。主な要因は以下の3つです。

  • 遺伝的要因:両親や近親者に同じような特徴がある場合、両親や近親者の遺伝子を受け継ぎます。

  • 顎の骨格異常:生まれつきの顎の骨格の形状や成長パターンが影響して、口元が前に出ることも考えられます。

  • 先天的な歯並びの問題:歯の発達や配列に異常がある場合も口ゴボの原因です。

これらの先天的要因により、口ゴボが発生することもあります。

後天的要因

口ゴボの原因には後天的要因も大きくかかわっています。主な要因は以下の3つです。

  • 不適切な癖や習慣:口呼吸や指しゃぶりなどの癖が続くと、顎や歯に影響を与え、口ゴボの原因となります。

  • 口周りの筋力低下:嚙む力や口周りの筋肉が弱い場合、顔のバランスが崩れてしまい口ゴボが目立ってくるでしょう。

  • 姿勢の悪さ:顎の位置が前方に崩れやすくなるのは、猫背など悪い姿勢で過ごしているからです。

これらの後天的要因により、口ゴボが発生することも多くあります。

{{日常生活の習慣や姿勢を見直すことで口ゴボ予防や改善が可能です。}}

口ゴボになりやすい人の特徴

ここまで説明した原因を基に、口ゴボになりやすい人の特徴はいくつか考えられます。

  • 遺伝的要因

  • 幼少期の指しゃぶり

  • スマートフォンやパソコンの長時間利用

  • 加齢により顎や歯が変形する

口ゴボになりやすい人は遺伝的要因が一番の特徴でしょう。家族や親族に口ゴボの人がいれば、口ゴボの発生に大きくかかわります。

さらに幼少期の指しゃぶりの癖やスマートフォンやパソコンを長時間使っていると、ついつい猫背や前かがみの姿勢になるでしょう。

{{姿勢が悪いため顎の位置が前方に突き出し、口ゴボを悪化させます。}}

加齢によっても顎や歯が変形してしまうため、歳をとるごとに口ゴボになりやすい特徴といえるでしょう。口ゴボのなりやすい人の特徴を理解することで、口ゴボの発生や進行を緩める対策ができます。

口ゴボ改善は必須?ひどい口ゴボの影響は?

口ゴボの改善は必要であり、ひどい口ゴボへの影響は以下の4つです。

  • 歯周病や虫歯になる可能性が高い

  • 口呼吸による乾燥で体調を崩しやすい

  • 歯のかみ合わせが悪く発音、租借に影響

  • 出っ歯を隠そうと横顔の見た目が悪い

 

詳しく説明します。

歯周病や虫歯になる可能性が高い

ひどい口ゴボは見た目だけでなく、健康にも悪影響です。口が閉じにくくなるため、口腔内が乾燥しやすく、歯周病や虫歯のリスクが増加します。さらに咀嚼や発音に問題を引き起こすこともあります。専門家による矯正治療を受けることで、これらの問題を防ぎ口腔内の健康を維持することが大切です。

口呼吸による乾燥で体調を崩しやすい

ひどい口ゴボは口が閉じにくくなるため、自然に口呼吸になります。口呼吸は口腔内の乾燥を招くだけでなく、細菌の繁殖を促すでしょう。さらに乾燥した空気を直接吸い込むことで、喉や気道に炎症が起こりやすくなり、風邪や感染症などで体調を崩しやすくなります。口呼吸を防ぐためにも、口ゴボの改善が必要でしょう。

歯の嚙み合わせが悪く発音、咀嚼に影響

ひどい口ゴボは、歯の嚙み合わせが悪くなる原因です。発音、咀嚼にも影響が出て、言葉がはっきり発音できない、食べ物を十分に噛むことが難しくなります。これらの問題は、コミュニケーションや食事の質を低下させるため、口ゴボの改善は必須です。適切な治療を受け、生活の質を向上させましょう。

出っ歯を隠そうと横顔の見た目が悪い

ひどい口ゴボは、出っ歯を隠そうとすることで横顔の見た目が悪いです。口元が前に突き出し、顔全体のバランスが崩れるため横顔が不自然に見えることもあるでしょう。出っ歯を気にするあまり自信を失い、人によっては写真を撮るのさえ避けます。このことからも、口ゴボの改善は必須であり、適切な治療を受けたほうがいいでしょう。

関連記事:歯並び良くてもNG?絶対に改善してほしい口ゴボのデメリット

口ゴボを自力で治す方法はある?

{{口ゴボを自力で治そうとするのは、さらに悪化する可能性があるためやめたほうがいいです。}}

たとえば、物理的に口ゴボを治すため歯を押してしまうと、歯や歯の根にダメージを与えます。そのダメージで歯の神経が死んでしまうことや歯並びの悪化につながる可能性があります。同じく、舌で上顎の歯に押し当てて突き出してしまっても歯並びを悪くするでしょう。

現在は以前よりも歯列矯正の値段も下がり、入院が必要な手術はないのがほとんどです。歯列矯正では歯を並べるだけでなく、歯を動かしEラインの改善もできます。自力で治そうとせず、一度医師に相談しましょう。

具体的な口ゴボの治し方

口ゴボの治療方法には、マウスピース矯正、ワイヤー矯正、セラミック矯正があります。

マウスピース矯正は目立たず快適ですが、自己管理が必要で効果が出にくいことがあります。ワイヤー矯正は確実な効果が得られますが、目立ちやすく、金属アレルギーのリスクがあります。セラミック矯正は目立たず快適ですが、耐久性が低く、費用が高くなることがあります。

マウスピース矯正(インビザライン)

マウスピース矯正(インビザライン)のメリットは、明で目立たないため、装着していても自然な見た目を保てることです。取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすく口腔内の衛生を維持しやすいです。さらに金属アレルギーの心配も必要なく、快適な装着感が魅力です。

しかし、自己管理が必要で、マウスピース矯正を適切に装着しないと効果が出にくいというデメリットがあります。複雑な歯並びには適さない場合もあり、治療期間、費用も個人差があります。

歯列矯正(ワイヤー矯正)

歯列矯正(ワイヤー矯正)のメリットは、幅広い歯並びの問題に対応でき、確実に矯正効果が得られることです。固定された装着で常に強制力がかかり続けます。計画通り治療を進められるでしょう。それだけでなく、専門の矯正歯科医による定期的な調整で細かな修正も行えます。

しかし、装着していることが目立ちやすく歯磨きもしにくくなります。そのため、うまく歯の汚れが取れないのでしょう。さらに、金属アレルギーの方はリスクがあるので注意が必要です。

セラミック矯正

セラミック矯正のメリットは、透明なため目立たず、装着していても自然体でいられます。さらに金属アレルギーのリスクもなく、着用時の快適性が高いです。

しかし、金属製の装置に比べると耐久性が低く、費用も高く、実は保険が適用されないことがあるというデメリットがあります。セラミックは摩耗しやすく、ステインが付着するという点もデメリットでしょう。

関連記事:美しい横顔を目指す!口ゴボの治療方法3選

口ゴボ矯正におすすめの歯医者・クリニック選び方

口ゴボ治療のクリニック選びは、取扱い施術の多さ、口コミや評判の良さ、無料カウンセリングの有無が重要です。多様な施術を提供するクリニックは最適な治療法を提案できます。

口コミで治療の質や医師の対応を確認し、無料カウンセリングで治療計画を詳細に相談することで、自分に合ったクリニックを選びましょう。

取扱い施術が多いクリニックを選ぶ

口ゴボ矯正をする際は、豊富な施術を取り扱うクリニックを選ぶことが大切です。多様な治療法に熟知した歯科医師がいることで、患者それぞれに最適な治療法を提案してもらえます。特に、最新の矯正技術や設備が充実しているクリニックでは、治療の効果や快適さが向上する可能性があります。事前のカウンセリングで施術の選択肢を確認し、自分に合っているか検討してみてください。

口コミ・評判が良いクリニックを選ぶ

口ゴボ矯正をする際、口コミや評判の良いクリニックを選ぶのもいいでしょう。実際の患者からの評価は、治療の質や医師の対応を知る手がかりです。特に、信頼性の高い口コミサイトや医療専門の評価プラットフォームのレビューを参考にしましょう。実際に治療を受けた人の体験談を確認することで、安心して治療を任せられます。

カウンセリングが無料のクリックを選ぶ

カウンセリングが無料のクリニックを選ぶのもひとつの方法です。無料カウンセリングでは、治療方法や費用、期間など詳しく相談できるため、自分に最適な治療計画を立てやすいでしょう。さらに、複数のクリニックでカウンセリングを受けると、医師の対応や設備を比較できるため、自分の望む治療ができます。まずは無料カウンセリングが受けられるところを探してみてください。

矯正で「口ゴボが治らなかった」という声も、、

矯正で「口ゴボが治らなかった」という声があるのは事実です。口ゴボ改善は医師の技術が重要であり、正確な診断と高度な技術が必要です。治療が上手くいかなかった場合はセカンドオピニオンを求めてもいいでしょう。他の専門医に相談することで、新しい治療方法や改善策が見つかる可能性があります。信頼できるクリニックなのか、カウンセリングで治療内容やリスクを十分に確認することで満足のいく結果を得られるでしょう。

事前にクリニックの口コミをしっかり自分で調べることが大事です!

骨格が要因の口ゴボは治る?

{{骨格が要因の口ゴボは外科手術で改善可能ですが、費用が高額になる場合があります。}}

顎の骨が前に出ている場合、歯並び矯正だけでは十分な効果が得られず、外科手術が必要でしょう。

外科手術では、顎の骨を切除・調整して骨格の問題を根本から解決します。手術は専門的な技術と高い費用が必要ですが、中には保険適用されるケースもあるのです。口ゴボの改善のため、まずはクリニックに相談してみましょう。

》引用:矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

口ゴボに関するよくある質問

口ゴボに関するよくある質問が以下の7つです。

  • 口ゴボと出っ歯の違いは?

  • アデノイドと口ゴボの違いは何ですか?

  • でっぱ口ゴボは治りますか?

  • 口ゴボは何年で治りますか?

  • 口ゴボの人は何割くらいですか?

  • 歯並びが良くても口ゴボの人はいますか?

  • 口ゴボは正式には何と言いますか?

 

詳しく説明します。

口ゴボと出っ歯の違いは?

口ゴボは上顎と下顎の歯の向きや骨格が関係し、口元が突出しています。両方の顎が出ている状態です。一方、出っ歯は上顎の前歯が下顎の前歯よりも前に出ている状態を言います。問題点で見ると、口ゴボは主に顎の骨格問題であり、出っ歯は歯の配置の問題になります。そのため、それぞれ異なる治療法が必要です。

アデノイドと口ゴボの違いは何ですか?

アデノイドは、唇が突出し、下顎が後退している状態です。一方、口ゴボは唇が突出しているが下顎は正常な位置にあります。さらにアデノイドは鼻腔後部にある扁桃組織の腫れで鼻呼吸障害を引き起しますが、口ゴボは唇が前に突出している状態のため、顎の骨格の問題が原因で顔の形態が違います。

でっぱ口ゴボは治りますか?

でっぱ口ゴボは治る可能性があります。でっぱによって口先が出ている口ゴボになりますので、歯列矯正治療で治せる可能性があるのです。でっぱ口ゴボが改善されると突出していた口元が引っ込み、Eライン、あるいは内側に収まります。

口ゴボは何年で治りますか?

口ゴボを治すには1〜3年程度かかります。また、保険期間も考えると4〜6年程度かかる場合もあるでしょう。ただ、小児期であれば顎が成長する時期ですので、成長する力を利用して治療期間が短くなることもあります。個人差や症状によっても治療期間が変わってきますので、歯科医師とのカウンセリングで確認しましょう。

口ゴボの人は何割くらいですか?

口ゴボの人は、約1割です。しかし、世界と日本では割合が違います。なぜ割合が違うかというと、日本人と欧米人の顎の発達が違うからでしょう。欧米人よりも日本人の骨は小さいため、どうしても歯を並べるスペースが不足しがちです。このように、世界的な割合と日本の割合には違いがあります。

歯並びが良くても口ゴボの人はいますか?

歯並びが良くても口ゴボの人はいます。ではなぜ、歯並びが良くても口ゴボなのかというと、口ゴボの原因は下顎の後退にあります。下顎が引っ込んでいると、唇が前方の「Eライン」から突き出さず口ゴボが生じます。そのため、上顎が正常でも唇が前に出て見えるのです。もう1つ、上唇が前に出ている場合は口ゴボです。骨格や歯に問題がなくても、上唇が前に出ていると口ゴボに見えてしまうことがあります。

口ゴボは正式には何といいますか?

口ゴボの正式名は、「上下顎前突」と言います。上下顎前突とは、上顎前突と下顎前突が同時に起こっているのです。上下顎前突は、顔のバランスや美しさに影響を与えることがあり、心理的にも影響する場合もあります。治療は歯列矯正や外科手術などありますので、それぞれの状態によって適切な治療を探してみてください。

口ゴボ改善!まずはクリニックに相談

口ゴボはつい見た目を意識してしまいますが、口や歯の健康や機能面にも影響する可能性があります。口ゴボがあると上唇が前に突き出し、口を閉じる際に下唇よりも出てしまうため、口の中を密閉するのが難しくなるでしょう。場合によっては唾液が蒸発し、口内乾燥や口臭の原因になる可能性もあるのです。

今では、口ゴボの治療も以前より安くなっていて、治療が受けやすいです。ぜひこの機会に「歯の総合予約サイト〜BEAUTEETH」で矯正クリニックを探してみましょう。